卵子提供を伴う体外受精とは?
妊娠の喜びを感じることや、妊娠中に母子の絆が深まることはとてもパワフルで自然なことです。 低刺激体外受精を含め、ご自身の卵子での治療で結果が出ない場合、当院の提供卵子を用いる体外受精は母親になる願いを叶える治療法です。
卵子提供者は若くて健康な女性であり、提供卵子を用いる体外受精はシンプルでありながら、とても成功率の高い治療法です。将来誕生するお子様が、患者様ご本人そしてご家族に似ていることはとても大切ですので、細かい身体的特徴に合わせて最適なドナーさんをお探しします。
提供卵子を用いる体外受精は何が違うのですか?
多様な卵子ドナーのデータベース
幅広い身体的特徴をカバーする卵子ドナーが登録されているデータベースより、最適なドナーをお探しします。
(例 身長、目の色、血液型など)
卵子ドナーへの詳細に渡るスクリーニング
卵子の質そして治療の結果を保証するために、卵子ドナー候補者は詳細に渡る検査を受診します。身体的なものだけでなく、心理カウンセラーとの面接も含まれます。 ドナーの年齢は18歳から30歳までで、卵子の質が良いこと、健康状態が優良であり、性感染症などに感染や遺伝性疾患がないことを事前に検査します。
カスタマイズされた治療
患者様も患者様の身体もユニークなもの。 このため、患者様お1人お1人にフォーカスしサポートしています。
患者様のニーズに合わせて治療をカスタマイズし、 1つの治療法をすべての患者様にご提案するような方法ではありません。
高い成功率
提供卵子を伴う体外受精は、生殖補助医療治療の中でもっとも効果的な方法です。 1回目の治療で妊娠されるケースもとても多いです。
提供卵子を用いる体外受精は私に適していますか?
はい。 それを証明する理由があり 提供卵子を伴う体外受精は成功率が高く
下記の条件を満たしている場合に、卵子提供を伴う体外受精は適しています:
- 18歳以上50歳以下
- 妊娠出産ができる健康状態
- 年齢による不妊の場合
- 若年性卵巣機能不全の場合
- 遺伝性疾患もしくは染色体疾患のキャリアで、健康な赤ちゃんの妊娠のためにドナーの卵子が必要な場合
- 放射線治療、化学療法のご経験、もしくは卵巣を摘出された場合
- 低卵巣予備能と診断された場合
- 子宮内膜症と診断された場合
- これまでの体外受精治療で、クオリティの低い卵子や胚のみ採卵・生成された場合
- 従来の生殖補助医療で結果が出ない場合
*記載の年齢以上であっても、患者様の健康状態や状況により卵子提供治療が可能な場合があります。
最適な治療法についてのご相談は、お気軽にお問合せ下さい。
提供卵子を伴う体外受精はどのように行うのですか?
NatuVitroの専門医がじっくりお話しを伺い、患者様のご希望をお伺いします。
卵子提供を伴う体外受精のプロセスの全体像は下記のとおりです:
ステップ 1
卵子ドナーの選択
患者様の身体的特徴に基づき、最適な卵子ドナーをお探しします。 選ばれた卵子ドナーは、詳細に渡る検査を受診します。
ステップ 2
精液サンプルの準備
事前に、パートナーが採精をしていない場合には、このタイミングでサンプルをご提出いただきラボにて準備されます。提供者の精子を用いる場合には、サンプルはすでに洗浄され凍結保存されています。当院の体外受精ラボは、Witness Security Systemを導入し、安全で完璧なトラッキングを行っています。
ステップ 3
卵子ドナーの採卵
卵子ドナーの健康を最優先にし、提供プロセスが安全でスムーズに進むようサポートします。 卵子提供にご協力くださる女性は、患者様の妊娠のニュースを自分のことのように喜ばれます。
採卵をする前に、卵子ドナーが医学的、心理的そして法的に適した状態であることを確認します。すべての確認が完了した後に、適切な卵巣刺激を行います。卵胞が適切な大きなまで成長したところで、採卵を行い患者様のためにベストな卵子を選択します。
ステップ 4
胚盤胞の生成
高いスキルを持つ当院の胚培養士により、顕微授精(ICSI)が行われ、卵子の中へ精子を1つ注入します。 Embryoscope Flex培養器®の中で胚盤胞まで培養を行います(受精5日目の胚)。
ステップ 5
胚盤胞の凍結
100%正常な胚盤胞は凍結保存(ガラス化保存)され、着床の窓に合わせて移植を行います。凍結胚盤胞は、患者様が100%移植の準備が整うまで安全な環境で保管されます。
ステップ 6
子宮内膜の準備
胚移植に向けて、最適な子宮内膜となるよう準備をします。 自然周期もしくはホルモン補充による準備が可能で、患者様のご希望をお伺いします。
ステップ 7
胚移植
胚は子宮へ移植されます。エコーで観察をしながら行われる、リスクも痛みもないプロセスで、移植室にて行われ麻酔の必要はありません。
ステップ 8
妊娠テスト
胚移植から15日後に、血液検査にて妊娠検査を行います。 また、身体と心の状態についてお伺いするフォローアップの診察もさせていただき、次のステップについてお話しします。
治療費用は?
胚盤胞1つ保証
個別の患者様サポート
IVF Witness Security
提供卵子
胚盤胞単一胚移植(1回)
NatuVitroでの妊娠検査
NatuVitroでの8週目のエコー
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含まれていないもの:
お薬(必要な場合)
法律により義務付けられている各種検査
(必要な場合のみ)ヨーロピアンの提供精子: +€500
余剰胚の凍結保存: +€600
治療費 €5,495
特定の身体的特徴のドナーについては別途お問合せ下さい
1+1 胚盤胞保証
個別の患者様サポート
IVF Witness Security
提供卵子
胚盤胞単一胚移植(1回)
24週で妊娠が確認されない場合、2回目の胚盤胞単一胚移植
胚凍結及び1年間の保管
NatuVitroでの妊娠検査
NatuVitroでの8週目のエコー
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含まれていないもの:
お薬(必要な場合)
法律により義務付けられている各種検査
(必要な場合のみ)ヨーロピアンの提供精子: +€500
余剰胚の凍結保存: +€600
2回目以降の凍結胚移植
治療費 €7,495
特定の身体的特徴のドナーについては別途お問合せ下さい
1 + 1 + 1 胚盤胞保証
個別の患者様サポート
IVF Witness Security
提供卵子
胚盤胞単一胚移植(1回)
24週で妊娠が確認されない場合、異なるドナーによる2回目の胚盤胞単一胚移植
その後24週で妊娠が確認されない場合、異なるドナーによる3回目の胚盤胞単一胚移植
胚凍結及び3年間の保管
NatuVitroでの妊娠検査
NatuVitroでの8週目のエコー
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含まれていないもの:
お薬(必要な場合)
法律により義務付けられている各種検査
(必要な場合のみ)ヨーロピアンの提供精子: +€500
余剰胚の凍結保存: +€600
2回目以降の凍結胚移植
治療費 €9,495
特定の身体的特徴のドナーについては別途お問合せ下さい
ご兄弟姉妹プラン
個別の患者様サポート
IVF Witness Security
提供卵子
同じドナーによる胚盤胞単一胚移植(3回)
NatuVitroでの妊娠検査
NatuVitroでの8週目のエコー
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含まれていないもの:
お薬(必要な場合)
法律により義務付けられている各種検査
(必要な場合のみ)追加胚盤胞の保管費用: +€300 /年
(必要な場合のみ)ヨーロピアンの提供精子: +€500
余剰胚の凍結保存: +€600
4回目以降の凍結胚移植
治療費 €11,995
特定の身体的特徴のドナーについては別途お問合せ下さい
妊娠保証
個別の患者様サポート
IVF Witness Security
2年間妊娠されるまで胚盤胞移植無制限
2年間の凍結保管
NatuVitroでの妊娠検査
NatuVitroでの8週目のエコー
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含まれていないもの:
お薬(必要な場合)
法律により義務付けられている各種検査
(必要な場合のみ)ヨーロピアンの提供精子: +€500
治療費 €35,000
特定の身体的特徴のドナーについては別途お問合せ下さい
患者様へのお約束
NatuVitroの体外受精は、自然で、わかりやすく、フレキシブルそしてシンプルです。 治療をスタートする前に、治療費用について明確な説明があり、正確な治療費を把握いただけます。 隠れた追加費用や サプライズはありません。
卵子提供を伴う治療においても同じです。 治療スタートから2年以内に妊娠されない場合には、全額返金の保証をしております。 この保証の適用についての詳細は、お問合せ下さい。
よくある質問
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卵子ドナーはどのような検査を受診しますか?
当院では詳細に渡り厳格なスクリーニングを実施しています。 ドナー候補者は、詳細についての問診票を記入し、当院のチームにより確認されます。 必要条件を満たしている候補者のみ、コーディネーター、生殖補助専門医、カウンセラー、そして遺伝診断士との面談へ進みます。
生殖補助専門医は医学的な面で、カウンセラーは心理的な面でのスクリーニングを行います。 公認遺伝診断士により、候補者の家族の医療履歴などが詳細に渡りチェックされます。
また、内診、細胞診、詳細に渡る血液検査やHIV、B型・C型肝炎、梅毒やクラミジアなどの感染症がないことも事前に確認します。 これに加え、当院のドナーは血液型そして嚢胞性線維症、ヘモグロビンに関する遺伝性疾患である鎌状赤血球貧血またはサラセミアなどの検査も行います。
卵子提供を伴う体外受精に必要な時間は?
治療はとてもシンプルです。 まずは初診のために日帰りでバルセロナへお越しください。パートナーの精液サンプルの凍結、必要書類へのご署名、必要検査の受診をお済ませいただきます。 そしてもう1日は胚移植当日のご来院です。 患者様のご都合に合わせてすべてコーディネートすることが可能です。
胚移植は痛いのですか?
プロセスは、子宮頸がん検診のようなものです。 膣鏡を挿入する際に、不快感を感じたり、胚移植をスムーズに行うために膀胱がいっぱいの状態でお越しいただくことに、不快感を感じる患者様もいらっしゃいます。 移植はとてもシンプルで、移植後はすぐにお手洗いをお済ませいただけます。
胚はどこに保管され、どのくらいの期間保管されますか?
NatuVitroは、患者様のために卵子、精子そして胚を保管することは、非常に大きな責任で最善の配慮が必要だと理解しています。 このため当院では、最先端の技術を駆使した安全なアクセスが保証されているだけでなく、センサーやアラームを備えた空間で、24時間終始監視をし保管されます。患者様のご希望を伺い、ご希望の期間大切に保管されます。